ドルフィング?
イルカ?

ロルフィングを説明する時に、良くあるやりとりです。
確かに聞きなれない言葉です。

日本ではあまり知られていないのですが、実はかなり昔からある方法で、海外ではアスリート、ダンサー、宇宙飛行士、音楽家など年齢・性別・職業問わずに多くの方がロルフィングを受けられています。

協会本部はアメリカのコロラド州、ボルダーにあります。
その他にヨーロッパ、アフリカ、カナダ、オーストラリア、日本に支部があって熱心に研究と教育がされています。
このように同じ理念の下で世界規模でしっかりと連携しているメソッドはほとんどないと思います。

それでも日本ではロルフィングはあまり知られていません。
芸能人がロルフィングを受けていることをテレビで話していたり、テレビや雑誌でメディアに取り上げられることも増えてきましたがまだまだ認知度は低いです。

当スタジオでも、ヨガや合気道をやられていてカラダに興味がある方、雑誌でたまたま見かけた、人づてに聞いてというきっかけでロルフィングを知り、お問い合わせを頂きます。
みなさん「ピンときた!」という情報に対する感度の高い方がドアを叩いてくれます。
(このブログを見て下さっている方もそうだと思います)

最近、『筋膜』という言葉をよく耳にするようになりました。
筋膜リリース、筋膜剥がし、深部筋膜マッサージなどなど
(どれも効果的であるとは思いますが、それは本当に筋膜に対するアプローチなのか疑問はあります。)
⇒「」へ

筋膜という言葉が一般的になってきてもロルフィングという言葉はほとんど聞かれないと思います。
ロルフィングは触れたり、圧を加えて筋膜のリリースをしますが、筋膜リリースをしてカラダを緩める事をゴールとしていないからです。
筋膜を緩める事も大切な事ですが、全身の筋膜を整えた結果、立ったり、歩いたりすること楽になることを目的としています。
立ったり、歩いたりという重力の中での姿勢や動きが変わっていくことが、クライアント自身が変化して、力になっていくと考えています。
そのためにロルフィングのセッションでは筋膜のリリースだけではなく、カラダを感じる、動かすことを通じてカラダを教育していくという要素を含んでいます。

ロルファーが一方的に進めて行くというよりも、クライアントと一緒に進めて行くという考え方です。
だから「筋膜リリースでカラダをほぐします!」という宣伝はなかなかできないのです。
このようにしてしまうとロルフィングではなくなってしまいます。
マッサージや揉みほぐしとは少し違うので、何をしてくれるのかわかりにくくて広まりにくい理由の一つだと思います。

もう一つ、施術を受けたいタイミングもあると思います。
「肩コリが辛い」
「腰がこわばって辛い」
カラダが辛くて、本当に何とかしたい時に改善するための方法を探されると思います。
その時に「少しずつ着実にカラダが楽になっていく」ロルフィングよりも、「とりあえず今すぐ痛みを和らげたい」という気持ちで整体やマッサージを選択するのは自然なことだと思います。

ロルフィングで様々な症状は改善しますが、どのタイミングで症状が改善するかははっきりと言えません。
1回目で改善する方もいらっしゃいますし、3回目、7回目の方もいます。
どのような症状をお持ちでもテーマに沿って進めて行きますので症状に変化が得られる時期をはっきりとは言えないのです。
このため「今すぐなんとかしたい!」という方にはあまりお勧めは出来ません。

このようにロルフィングは症状に対する即効性をお約束できるものではありません。
「症状を治す」のではなく、「整ったカラダ作り」を目的としています。
カラダが整っていくと症状も改善していきますし、繰り返したりすることが無くなります。

このカラダ作りのために1~2週間に1回のペースで10回のセッションを行うという時間をかけたプログラムに取り組んでいきます。
時間も通って頂く労力もかかりますし、お金もかかることです。
ロルフィングをお受けいただくのにかなりのエネルギーは必要だと思います。
そして『種から芽が出て、育っていく』ことを見守るような余裕も必要かもしれません。

毎回異なるテーマのセッションでカラダがそれぞれ変化します。
セッションの間だけではなく、セッションの後にカラダに馴染んで変化していくので、カラダの変化や気持ち的にもどのような事が起こるか興味を持って過ごして頂きたいと思っています。

ロルフィングの10回シリーズは10回で完結していくものです。
その後はクライアントの必要に応じてセッションをお受けしますが、10回シリーズをもう一度するようなことはありません。10回できちんと卒業があります。
終わりがあるということは良いことだと思っていて、卒業があるから次のステップがみえてきます。

このようにロルフィングは10回で明確な区切りがあります。
一般的な整体やマッサージのように通い続けるものではありません。

ロルフィングは整体やマッサージ、リハビリ、エステにもないような考え方で取り組んでいます。
他にはない進め方だと思いますが、わかりにくさや受けにくい原因にもなっていると思います。