筋膜からカラダを根本的に整えるボディワーク~

セッション1

セッション1のテーマは「呼吸」です。

セッション1ではまずは胸や肩の表層の筋膜を緩めていきます。
そして太ももの外側・後ろ側の大きな筋膜に動きを出していきます。

セッション1を始める前に呼吸の簡単なチェックをしてみます。

「立っている時」「座っている時」どちらが呼吸が楽でしょう?

立っている時が楽
この場合は、足元の支えはそれほど悪くなく、上半身が緩むともっと楽になる

座っている時が楽
この場合は、座って足元の影響が少ない方が楽だということです。
上半身も緩めたいけれど、足元がしっかりすることが呼吸のために必要ということです。

このバランスはセッションを進めるごとに変わっていきます。
「立つ」「座る」ということの得意・不得意もあるのであくまで目安と思って下さい。

呼吸に関するプチ解剖学

呼吸の仕組み

呼吸をして空気が出入りするのは「肺」です。
肺の中にはもともと空気が入っていて、それを出したり吸ったりしていると思っている方が多いかもしれません。
ですが、もともと肺は空気が入っていません。
少し難しい言葉でいうと私達のカラダの中は元々「陰圧」なのです。
(ここに楽な呼吸の秘密があります。)

横隔膜が働いて下に下がることで圧力が変わって空気が入ってくるので肺や胸が膨らみます。
横隔膜がお休みして元に戻ると自然と空気が出ていきます。
他にも肋骨を動かす筋肉もありますが、主役は横隔膜です。

知っておきたいポイント
呼吸は自然としているので特に意識する必要はありません。

ですが知っておいて頂きたいポイントが3つあります。

肺がどのくらいまで上にあるか?
横隔膜の後ろ側の位置
吸う筋肉がどこにあるのか?

肺は思っているより上まである
肺があるということはそこに空気の出入りがあるということです。

横隔膜の後ろ側は腰と背中の間くらい
カラダの前側では横隔膜は肋骨の下の方にありますが、後ろ側はググっと下がって背中と腰の間くらいのかなり下の方まであります。
皆さんが思っているよりも大分下の方にあるのではないでしょうか?
胸の前側や、お腹でしか呼吸の動きが感じられない方も多いので、あまり実感がないかもしれません。
ここは12本ある肋骨の一番下の12番目の肋骨です。

呼吸でこの部分が動かないとだんだん固まってきてしまいます。
腰の動きにも関係しているので腰痛になりやすかったり、姿勢が悪くなったりします。

吸う筋肉はどこにあるの?
横隔膜が下がると空気が入ってきて、肋骨が柔軟であれば自然と胸は膨らみます。
これは自然と起こることですが、意識的に胸の筋肉を使って胸を動かすこともできます。

意識して深呼吸したり、全力疾走して早く空気を入れ替えたいときには使われている筋肉です。

ここでちょっと深呼吸をしてみて下さい。

するとちょっと胸が持ち上がりますよね。
胸が膨らむと肋骨は少し持ち上がります。
胸の前側で大きく吸っているという感覚はありませんか?

でも、実は、胸の前側に肋骨を持ち上げて吸う筋肉なんてないのです。

ちょっとびっくりではないですか?
胸の前側にあるのはむしろ吐くときに使われる筋肉です。
胸の前にある胸骨を持ち上げてくれているのは、肋骨の後ろ側にある筋肉です。

実際には後ろ側はちょっと膨らむくらいで持ち上がるのはやっぱり胸の前なのですが、胸の前側で頑張って吸っているわけではないのです。

このことをちょっと知っておくと深呼吸の誤解を解くことが出来るかもしれません。

心模様で呼吸も変化

気持ち的に緊張したり、興奮したりすると呼吸も荒くなりますよね。
逆に、嫌なことがあって落ち込んでいると、とてもか細い呼吸になっています。
これはストレスに対する自然な反応ですし、意識できなくてもいいのです。

でも私達の生活の中はストレスが多すぎる気がしませんか?

  • 目や耳に刺激が多い事
    目を引く看板、広告、光、音、携帯、ウォークマン
  • 緊張や不安、焦ったりする事
    仕事や学校、提出物やノルマ
  • 人間関係
    上司や友人、同じ集まりの人
  • 他の人との距離感
    満員電車、駅、道路
    などなど

これでもか!というほどあります。
ストレスはどれもちょっと見方を変えれば楽しみだったり、嬉しい事だったりします。
そう感じていられると大きなストレスにはならずに、リセットも簡単にできます。
でもストレスが多すぎるとリセットすることも出来ずに、それが当たり前になってしまいます。
カラダも緊張して、呼吸が浅くなっていることも当たり前になってしまうので、良いことはありませんよね。
カラダの不調もこういうことが原因であることが多いのです。

楽な呼吸になろう

呼吸の思い込みをなくそう
「呼吸なんて自然にしてるよ」と思われるかもしれません。
そうです、それが一番いいのです。

でも、知らないうちに当たり前になっている事があるんですよ~
思い込みというか、それが当たり前だと経験してきていることがあります。

それは深呼吸です。

幼い頃に、「はい、大きく吸って~」「はいて~」なんて掛け声とともに深呼吸をしたことがあるのではないでしょうか?
胸いっぱいに吸おうとしてちょっとカラダをのけ反ったり、大きく吐こうとして丸くなったり、大げさにやったりしましたよね。
このパターンは大人になった私達に染みついていて、大げさにやらないけれど同じような動きになっているのです。
「胸の前で大きく息を吸う」という動きがカラダでも頭でも当たり前になっています。
でも吸う筋肉はカラダの前側にはありません。

深呼吸してみてカラダは楽ですか?
リラックスする感じがしますか?

いっぱい空気を吸って、吐いている気持ちになっているかもしれません。
胸が大きく動いてストレッチされた感じがするかもしれません。

ですが多くの場合、カラダは楽だと感じないと思います。
実は空気もそれほど多く出入りしていないのです。

「深呼吸」と聞くとこのやり方が頭にもカラダにも染みついているので、楽ではなくてもやってしまうのです。

ちょっと違った深呼吸

「呼吸」という言葉は、吐く「呼」と吸う「吸」から出来ています。
字を見ればわかるように最初に吐くという「呼」がきているのがポイントです。

これまでとはちょっと違った楽な深呼吸をするには最初にまずは息を吐いてください。
私達の「肺」は何もしなければ元々空気は入っていない「陰圧」なのです。
生きている限り完全に空っぽの状態にはなりませんが、最初にこれに近づけたいのです。

ここから吸うと横隔膜が動いて空気が入ってきます。すると空っぽだった肺に新しい空気がたくさん入ってきます。
そして自然に吸えるだけ吸ってまた吐けば日常の呼吸ですし、さらに少し胸を膨らませて吸うことも出来ます。
これが楽な深呼吸の秘密です。

ただ順番を入れ替えただけかと思われるかもしれませんが、それが大切なのです。
多くの方が「息が吸いにくい」と思っていますが、実は「息が吐けない」のです。
息が吐けないから、新しく吸うことも出来ないのです。

そして息を吐くためには心身共に「ホッとした」状態になれるかと、吐いて落ち着けるように足元の安定が必要なのです。
このためにロルフィングではセッション2ですぐに足元のセッションをします。
足元が安定していると息が吐けるし、息が吐けると足元が安定するのです。

だからまずは息を吐いてみましょう。
カラダの力みをなくすと自然と息が出ていきます、そこからほんの少し意識して吐いてみます。
こうやって吐いていくと、今度は吸いたいというモード・気持ちに切り替わります。
この気持ちに合わせて息を吸ってみて下さい。
するとこれまでの深呼吸の吸うときよりも胸の奥の方から広がってくるのではないでしょうか?
これまでの深呼吸はどちらかというと肩や胸の上の方が頑張っている感じがするはずです。
この違いが何となく感じられたらOKです。
一度このリズムになれば後は意識しなくて大丈夫です。
しばらく「ホッとした」リラックスした状態でゆったり呼吸が出来ているはずです。

大きく吸いたい時にはまずは肋骨の後ろ側が少し動いてから、胸の前にも動きが伝わってきます。
これまでの深呼吸よりも肋骨が動いている感じが少ないかもしれませんは、このパターンで慣れていくと肋骨の動きも大きくなっていきます。
少しずつ可動域を増やしてきましょう。

ちょっと触って感じてみる

今回の呼吸では、

  • 肺の一番上の部分
  • 横隔膜の後ろ側の部分

この2か所を感じてみましょう。

まずは肺の一番上の部分です。
この少し尖がった形をした部分がかなり上の方まであります。
首の付け根あたりで、鎖骨よりもちょっと上の方まで肺はあるのです。
鎖骨の上あたりは「肩こりエリア」です。この中に実は肺の先端が隠れていたのでした。
もしここに空気が出入りして動いていたら、肩こりが少し良くなる感じがしませんか?

こんな想像をしながら左手で右の鎖骨を前から覆うようにして優しく置いておきます。
そして何か好きなものを眺めながらリラックスしていて下さい。
そして何となく、この部分に空気の出入りがあるんだなと思ってみて下さい。

次に横隔膜の後ろ側の部分を触ってみましょう。
まずは両手で腰骨に手を当ててみて下さい。ちょっと威張るようなポーズです。
手の向きや形は親指が後ろ側、他の指は前を覆うようにしましょう。
次に手の形はそのままで、少し上の脇腹の方にずらしましょう。お肉の部分を覆っている感じです。
この時に親指に何か硬いものが当たりませんか?
良くわからなくても大丈夫です。この親指の辺りが横隔膜の後ろ側が肋骨にくっついている部分です。
この場所を覚えておいてください。

2か所同時に感じてみる
背もたれのある椅子に座って下さい。

 

 

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