セッション8と9のテーマは「上半身・下半身の繋がりと統合」です。
「統合」って何だか難しい言葉ですよね。
簡単に言うと「繋げる」「まとめる」ということです。
ロルフィングの10シリーズは毎回繋げるということを意識して行われています。
ロルフィングが他のマッサージや筋膜リリースと違うのはこの「繋げる」ということをしているからです。
カラダを繋げる大切さ
カラダを柔らかくしようと最初からから強く、深く筋膜をリリースすればそれだけ即効性があります。
ロルフィングよりも柔らかくなるし、スッキリとした感じもより強く実感できるでしょう。
でも、ただ柔らかく解放されただけでは上手く動けません。
元に戻ってしまうし、それどころか必要な「張り」まで失われてしまいます。
この「張り」がなくなっていくのが老化とも言えます。
私達のカラダは重力の中で支えなければいけません。
柔らかくなって一時的にリセットされることは良い事ですが、根本的にカラダを変えるには緩めて「繋げる」という事が不可欠です。
創始者のアイダ・ロルフ博士は、
「カラダをばらすことは誰でもできる。カラダを統合させることが出来る人は少ない」
といった言葉を残しています。
ただ緩めるのではなく、その結果統合されるように進めていくことが根本的にカラダが変わるという事なのだと思います。
セッション8と9はそれぞれ上半身・下半身をピックアップしてワークの足りない部分を調整してより「まとまる」ように進めていきます。
これまでのセッションよりもダイナミックに動いてもらったり、感じてもらったりすることが多くなるセッションです。
ご自分のクセに気がついてもらって、別のカラダの使い方も選んでいけるようにしていきます。
ロルフィング10シリーズが終わっても、良い変化が続いていくようにしていく大切なセッションです。