セッション6のテーマは「自由な背骨、仙骨」です。仙骨は骨盤の後ろにある骨の事です。
なかなか馴染はないかもしれませんが、寝る時にベッドにピッタリくっついているのはこの仙骨です。
セッション6はこの仙骨を自由にしていきます。
足から太もも、仙骨周りをはじめ、カラダの後ろ側にワークをしていきます。
背中や腰が突っ張るという方が多いのでセッション6は「待ってました!」という感じだと思います。
筋肉をほぐすのではありませんが、お尻や太ももは少しイタ気持ちいいくらいの刺激があるかもしれません。
比較的しっかりとした圧を加えてリリースをしていきます。
自由な仙骨
仙骨は英語でsacrum(セイクラム)と書いて“聖なる骨”などと呼ばれます。
骨盤の真ん中にあって、背骨では一番下にある骨です。
なんとなく大事そうだと思えるのではないでしょうか?
でも腰骨(腸骨)の間で板挟み、背骨の重みを受け止めて・・・
仙骨の自由さは失われやすいです。
仙骨の関節は他と違ってほとんど動きませんが、足からの力が仙骨と腸骨の関節に上手く伝わっていることが必要です。
ぎっくり腰や腰痛などはこの関節のバランスが悪くて起こっていることも多いです。
一時的に「ズレる」「歪む」ことは誰にもあります。
でも力が上手く伝わっていれば自然と治ってしまうものなのです。
出産後に体調を崩してしまったという方のご相談を受けることは多いです。
これは出産が原因というよりも、出産以前のカラダの使い方に偏りがあって出産後に上手く治らなかったのかもしれません。
だから骨盤の歪みを一時的に修正すれば良いというわけではなく、足から上手く繋がって使える骨盤、使えるカラダに戻してあげたいのです。
背中を整える
土台である骨盤をしっかり整えてから、背中を施術していきます。
筋肉や筋膜を整えていくのですが、ポイントは背骨が楽に動けるように筋膜を整えていくことです。
硬い部分をただ揉みほぐしてもまたすぐに戻ってしまいます。
楽に動けたら、硬くなったり、コったりしません。
動きがしなやかだと、背中は美しく見えます。。
スッとすじの通った背中を目指していくセッションです。
骨盤と背中、そして最後に
セッション6の前からずっと骨盤と背中にはワークしてきました。
今回はその中でも仙骨と背骨という軸になる骨が自由になるようにしていくセッションでした。
コアの後ろ側の部分が目覚めて、真ん中の軸が通るのでカラダが「シュッと」一本が通ったようになります。。
「大切なんだから最初にやればいいんじゃない?」と思われるかもしれません。
最初から集中してワークをしてもその場の効果は得られると思うのですが、きっとすぐに戻ってしまいます。
カラダの真ん中にあるので、腕や脚にちょっとでも偏りがあればバランスが変わってしまいます。
だから準備をして、後半までとっておきました。
これまでコツコツと下から積み上がるようにカラダを整えてきました。
骨盤から背骨、カラダの中心をしっかりさせてあと残るのは頭や顔、首です。
それが次のセッション7になります。